
第42回全日本少年軟式野球大会
【横浜】第42回全日本少年軟式野球大会が8月11日、横浜スタジアムで開幕。開幕ゲームを担った北海道代表・南空知BBCは、地元・神奈川県代表の相陽クラブと対戦した。試合は開始時間が3時間近く遅れる悪天候の中で行われ、途中にも中断を挟む難しい展開。四回に大量失点を喫し、反撃も及ばず2-7で初戦敗退となった。
悪天候で3時間遅れ、集中力維持が課題に
試合は大会オープニングゲームとして予定されていたが、試合開始は雨の影響で約3時間遅れ。さらに五回途中でも再び雨脚が強まり中断を余儀なくされた。山内祐司監督は「開始時間をはじめ、悪天候で合計5時間程度の中断があり、コンディションを整えるのが難しかった」と振り返った。
序盤は三回まで0-0の均衡が続くも、四回二死一塁から4つの四死球と守備の乱れで一挙5点を献上。「あの場面は土砂降りで制球が乱れ、送球にも影響が出てしまいました」と指揮官。選手には「取り返せるから大丈夫!」と声をかけ続けたという。
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山内が意地の出塁、4番・山田がタイムリー
その裏、一死から2番・山内秀悟(栗山ロッキーズ出身/3年)がセンター前で出塁。続く3番・粟井凰太(砂川イーグルス出身/3年)がライト前で続き、4番・山田雅人(岩見沢東ブラックベアーズ出身/3年)が右前適時打を放ち1点を返す。さらに5番・折口寿心(継立ロビンス出身/3年)の内野ゴロで三走・粟井が生還し、この回2点を挙げた。
山内監督は「山内には意地でも塁に出ろと声をかけ、その後の山田はポール際ファールの後にライナーでタイムリー。完全に流れが来ていたが、中断で水をさされてしまった」と山内監督は惜しさをにじませた。
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終盤のチャンス生かせず
再開後、六回と七回に1点ずつ追加され点差は広がった。六回には二死一、二塁、七回にも二死から1番・和田が四球を選び粘ったが、あと一本が出ず試合終了。「リードされている中で、打席の雰囲気がいつもと違っていた。そういう部分も含めて力負け」と指揮官は分析する。
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基礎を大切に、次のステップへ
大会を終えて山内監督は「ウチは決して上手な選手が集まるチームではない。これからも基礎を固めて、野球を続けられる選手を育てていきたい」と前を向いた。
悪天候という難しい条件の中でも、選手たちは全国の舞台で全力を尽くした。悔しさを胸に、南空知BBCの挑戦は次のステージへと続く。
南空知BBCの3年生ナインは16日に帰道する。
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イニングスコア
◆1回戦(11日、横浜スタジアム)
南空知BBC(北海道)2-7相陽クラブ(神奈川県)
相陽クラブ
0005011=7
0002000=2
南空知
(相)松本、大場ー荒井
(南)折口、片山、谷内、安井ー粟井
全日本少年トーナメント表

協力:南空知BBC