
石狩市スポーツ広場で8月17日、小学6年生を対象とした「ストライク交流戦」が開催された。集まったのは24人の選手たち。ミニセレクションと抽選を経て2チームに分かれ、全9イニングにわたり熱戦を繰り広げた。試合は9対7で、木下雅博監督(北発寒ファイヤーズ)率いる三塁側チームが勝利。この試合では、一塁側の主将を菅原莉登(北野リトルメッツ)、三塁側の主将を米澤壱咲(厚岸レッドブリッジ)が務めた。
今回の交流戦は、ご協賛いただいたチーム個別指導塾N&B様をはじめ、大会を支えた父母の皆様、審判団の皆様、そして講師を務めてくださった2人の指導者のご尽力により実現した。関係者すべてに深い感謝を捧げつつ、選手たちの未来へとつながる一日となった。

6年生に刻まれた夏の思い出 ストライク交流戦で白熱の一戦
石狩市スポーツ広場で8月17日、小学6年生を対象とした「ストライク交流戦」が開催された。集まったのは24人の選手たち。ミニセレクションと抽選を経て2チームに分かれ、即席チームながらも力強いプレーを披露した。試合は9対7で木下雅博監督(北発寒ファイヤーズ)率いる三塁側チームが勝利。最後まで全力を尽くした6年生たちにとって、忘れられない夏の思い出となった。
この日の試合では、一塁側の主将を菅原莉登(北野リトルメッツ)、三塁側の主将を米澤壱咲(厚岸レッドブリッジ)が務めた。即席のチームながら、それぞれの主将がリーダーシップを発揮し、声やプレーで仲間を鼓舞。全9イニングにわたって両軍譲らぬ熱戦を展開した。木下TEAMが中盤の集中打で優位に立ち、9-7で勝利を収めた。米澤(木下TEAM)、大浦(髙橋TEAM)の本塁打をはじめ、二塁打も次々と飛び出し、6年生ならではのパワーと技術が存分に発揮された。
試合後、選手たちは握手や記念撮影を交わしながら、名残惜しそうに球場を後にした。即席チームでの一戦にもかかわらず、わずかな時間で絆を深めたことが伝わってきた。6年生にとって、仲間との交流や挑戦の喜びが詰まった貴重な経験となり、夏の大きな思い出となった。

イニングスコア
木下TEAM
001400220=9
100001122=7
髙橋TEAM
(木)工藤、森本、帆苅、岡崎、伊藤、工藤ー米澤、圓山、米澤、圓山、米澤
(髙)大浦、板垣、佐藤、高田、大浦ー北山、小川、北山
▽本塁打:米澤(木)、大浦(髙)
▽二塁打:米澤、森本、圓山(木)、北山、外記、板垣(髙)

参加オーダー表
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雨を吹き飛ばした熱戦!ストライク交流戦で見せた子どもたちの成長と輝き 髙橋監督(一塁側)
今年もストライク交流戦の指導者を務めさせていただきました。
当日は朝から雨が降り、開催が危ぶまれましたが、保護者の皆さまのご協力により、最高のコンディションで交流戦を迎えることができました。この場を借りて深く感謝申し上げます。
試合は、両チームの好投手陣が序盤から白熱した投げ合いを繰り広げ、3回まで1対1の均衡した展開となりました。4回以降、投手交代を機に試合が動き、9対3とリードを許す苦しい展開に。それでも終盤には怒涛の反撃を見せ、厚別桜台パワーズ・外記 翔君の2点タイムリー、平岡カウボーイズ・大浦幹太君の特大2ランホームランで2点差まで迫りましたが、惜しくも9対7で敗戦となりました。
敗れはしたものの、選手一人ひとりの最後まで諦めない姿勢は、応援に駆けつけた父母の皆さまに大きな感動を与えたはずです。
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印象に残った選手と好プレー
まず、投打でチームを牽引した平岡カウボーイズ・大浦幹太君。今後の成長が楽しみな逸材です。
打者では、北発寒ファイヤーズ・北山 楓君、元栄フェニックス・板垣 颯真君、明星花園シャークス・小川 凌空君、厚別桜台パワーズ・外記 君、北発寒エンジェルス・高田 蒼杜君が長打や複数安打を放ち、存在感を示しました。惜しくもヒットは出ませんでしたが、屯田ベアーズ・八重樫 優君の鋭い打球も印象的でした。
投手陣では、速球派の大浦君が1失点ながらも安定したコントロールでナイスピッチングを披露。2番手以降では、制球力の良い板垣君、打たせて取る北発寒エンジェルス・佐藤 奏介君、キレのある高田君が登板しましたが、緊張からか持ち味を十分に発揮できなかったのが残念でした。特に、失点後にリズムが早くなる傾向が見られたため、今後は冷静に自分自身の投球リズムを取り戻す意識を持ってほしいと思います。
守備面でも随所に光るプレーが見られました。ピンチを救った捕殺やショートバウンドを確実に止めた北山君と小川君の捕手コンビ。ライトゴロでチームを救った外記君。強烈な打球を好捕した元栄フェニックス・境谷 理杜君。さらに9回表の守備では、キャプテン・北野リトルメッツの菅原 莉登君(センターライナー)、エルムファイターズ・莖津 樹君(セカンド後方の難しいフライ)、月寒スターズ・吉川 翔君(強烈なファーストゴロ)らが見事な守備を披露し、9回裏の反撃へと繋げました。
試合を終えて
試合後には、選手たちに気づいた点や今後のヒントになるポイントを伝えました。今回の経験が彼らの成長の一助となることを願っています。そして何より、「楽しかった!」と笑顔で話してくれた選手たちの言葉に、交流戦の意義を改めて実感しました。
この交流戦の開催にご尽力いただいた大川さん、ボランティアの皆さま、審判団の皆さま、本当にご苦労さまでした。そして、心からありがとうございました。

主役は米澤壱咲君!6年生が魅せたハイレベルなプレー
今回のゲームで何といっても主役は、厚岸レッドブリッジの米澤壱咲君でした。
誰からも愛されるキャラクターでありながら、プレーでも確かな存在感を発揮。打撃・守備ともに高い実力を見せつけ、チームメイトからの信頼を一身に集める姿はまさにリーダーそのものでした。観客の心を引きつける雰囲気を持ち合わせており、会場全体を盛り上げてくれる選手です。

また、先発を任された光陽ヤンキースの工藤蓮之助君も印象的でした。
鋭い腕の振りから繰り出されるスピードボールは想像以上の威力があり、打席に立った選手たちも思わず圧倒されるほど。これから先、中学・高校と進んでいく過程でさらに磨かれていくことが期待されます。
守りの要として存在感を示したのが、深川ヤングスターズの捕手・圓山慶君です。
小気味よいフットワークに加え、二塁送球でも強肩を披露。試合の流れを引き締めるプレーで観る者を魅了しました。
さらに、銭函ボーイズの及川陽輝君は、小柄ながら鍛え抜かれた力強いスイングが印象的でした。チャンスの場面でしっかり結果を残す姿は、チームでの積み重ねが感じられる頼もしさを漂わせます。
平岡カウボーイズの岡崎來君も将来性十分。
長身から投げ下ろす速球は迫力があり、まだまだ伸びしろを秘めた逸材であることを強く感じさせました。
やはり5年生と比べても一段スピード感が違い、全体として非常にレベルの高いゲームとなりました。
この中から、近い将来、中学・高校の舞台で北海道を代表する選手として活躍する子どもたちが出てくるのかと思うと、今から楽しみでなりません。

フォトグラフ










