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第14回 日本リトルシニア東日本選抜野球大会が8月8日、長野県松本市などで開幕する。北海道代表として小樽リトルシニアが3年ぶり2度目の出場を決めた。小樽は春季全道大会で準優勝の好成績を収め、東日本選抜の切符を掴んだ。初出場だった2022年大会では見事に優勝を果たしており、今回も“もう一度、あの頂へ”を合言葉に、3年ぶりの王座奪還に挑む。ダブルエースと力強い打線、成長著しい2年生以下が融合し、再び東日本を席巻するか――注目の一戦が始まろうとしている。
小樽リトルシニアの初戦は、8月9日に行われる1回戦で関東連盟代表・四街道リトルシニア(千葉県)と対戦する。決勝戦は8月12日に予定されている。なお、小樽リトルシニアのほか、旭川北稜球団、洞爺湖リトルシニアが北海道代表として同大会に出場する。
再び挑む東日本の舞台、小樽が誇る実力派集団
小樽リトルシニアが、2022年以来3年ぶりに東日本選抜の舞台へ帰ってくる。前回大会では、初出場ながら東北連盟代表・上北さくらリトルシニア(青森県)を決勝で破り、堂々の初優勝。その記憶は今もチームに刻まれている。
今回の出場権は、今春の全道大会で準優勝を果たしたことで獲得。日本選手権北海道予選では初戦敗退の悔しさを味わったが、それを糧にチームは再び上昇気流に乗っている。村上武洋監督は「3年ぶり2度目の優勝を目指して頑張ります」と力強く宣言した。
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ダブルエースと扇の要が試合を締める
小樽の強みは、二枚看板。長谷川慧心(2年・朝里ホーネッツ東小樽合同出身)、沖田勇真(3年・北小樽ビースト出身)の両投手が試合を作る。どちらも力強い直球と変化球のコンビネーションで打者を翻弄し、試合のリズムを生み出す。
彼らの球を受けるのは、扇の要・鈴木快飛(3年・北小樽ビースト出身)。強肩強打で、攻守両面で存在感を放つ期待の捕手だ。
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内外野ともに充実、柔軟な布陣で勝利を狙う
内野の中心は、守備範囲が広く肩の強さも光る遊撃手・山口颯大(3年・北小樽ビースト出身)。状況によっては投手としてのワンポイント起用も視野に入る。また、長谷川と沖田が投げない試合では長谷川、沖田の何れかが三塁手を務めるケースもあり、守備の要として多彩な役割を担う。
成長著しいのが岡西隼澄(3年・小樽中央JBC出身)。一時は控えに回ったものの、三塁守備などで再び存在感を高めており、起用の幅を広げている。
外野陣は左翼・金田一希(3年・余市強い子野球スポーツ少年団出身)、中堅・波木皇介(3年・稲穂スラッガーズ出身)が中心。安定した守備力で攻撃リズムを加える。そして、期待の新星が1年生・山吹奏太(朝里ホーネッツ東小樽合同出身)。右翼手としての出場機会を掴みつつあり、成長のスピードがチームに新たな風を吹き込んでいる。
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長打力と機動力の融合、攻撃陣も多彩
打線のキーマンは1番に入る長谷川慧心。投手としてだけでなく、長い手足から生まれるダイナミックなスイングはパンチ力があり、出塁率の高さも魅力だ。続く2番には山吹奏太。1年生ながら足が速く、小技にも長けており、流れを呼び込む存在だ。
中軸は3番・成田來斗(3年・小樽中央JBC出身)、4番・沖田勇真、5番・滝颯叶(3年・小樽中央JBC出身)が並び、破壊力ある打線を形成。成田は広角に打ち分ける技術と勝負強さを兼ね備えたクリーンアップ。滝も中軸としての自覚とバットコントロールに磨きをかけている。
その後ろを6番・山口、7番・波木、8番・鈴木海聖(3年・稲穂スラッガーズ出身)が支え、どこからでも得点できる層の厚さが小樽の強みだ。現段階では打順を試行中ながら、仕上がりの完成度は高まりつつある。
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合宿を経て、再び「頂点」へ
小樽リトルシニアは、7月26・27日に洞爺湖で合宿を行い、最終調整を経て東日本選抜大会本番に挑む。かつて優勝を果たした舞台で、もう一度“あの景色”を――。北海道の誇りを胸に、3年ぶりの快進撃が始まろうとしている。
大会に向けては、8月7日に船便で現地へ向かい、8日15時から行われる開会式に出席。そして、9日に迎える1回戦へと臨む。
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指導者・選手
<指導者>
▽監督
㉚村上 武洋
▽コーチ
㊵奥村 貴士
㊿増田 哲也
60柏木 祐太
70増井 秀昭
▽スコアラー
沖田 みちよ
<選手>
(背番号、氏名、学年、出身少年団)
★主将
沖田 勇真
①長谷川 慧心(はせがわ けいしん)
2年・朝里H東小樽合同チーム出身
②鈴木 快飛(すずき かいと)
3年・北小樽ビースト出身
③成田 來斗(なりた らいと)
3年・小樽中央JBC出身
④滝 颯叶(たき りくと)
3年・小樽中央JBC出身
⑤沖田 勇真(おきた ゆうま)
3年・北小樽ビースト出身
⑥山口 颯大(やまぐち そうた)
3年・北小樽ビースト出身
⑦鈴木 海聖(すずき かいせい)
3年・稲穂スラッガーズ出身
⑧波木 皇介(なみき おうすけ)
3年・稲穂スラッガーズ出身
⑨金田 一希(かねだ かずき)
3年・余市強い子野球スポーツ少年団出身
⑩岡西 隼澄(おかにし はやと)
3年・小樽中央JBC出身
⑪真田 太我(さなだ たいが)
3年・稲穂スラッガーズ出身
⑫中野 泰志(なかの たいし)
2年・小樽中央JBC出身
⑬傳法 悠真(でんぽう ゆうま)
3年・小樽中央JBC出身
⑭中山 賢士朗(なかやま けんしろう)
2年・小樽中央JBC出身
⑮鎌田 拓実(かまだ たくみ)
1年・北小樽ビースト出身
⑯佐藤 碧翔(さとう あゆと)
1年・北小樽ビースト出身
⑰工藤 朔太郎(くどう さくたろう)
2年・小樽中央JBC出身
⑱山吹 奏太(やまぶき そうた)
1年・朝里H東小樽合同チーム出身
⑲堤 大晟(つつみ たいせい)
1年・稲穂スラッガーズ出身
⑳櫻井 壮太(さくらい そうた)
1年・小樽中央JBC出身
㉑本間 大暉(ほんま だいき)
1年・小樽中央JBC出身
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東日本大会までの足跡
【第33回春季全道大会】
<決勝トーナメント>
▽決 勝
● 2-9 札幌羊ヶ丘リトルシニア
▽準決勝
〇 4-3 北空知深川リトルシニア
▽2回戦
〇 4-3 恵庭リトルシニア
▽1回戦
〇 10-4 岩見沢リトルシニア
<予選リーグ>
Bブロックに属し、2勝1敗1分けの成績で3位通過。ワイルドカード枠で決勝トーナメント進出を果たした。
● 6-8 岩見沢リトルシニア
〇 3-1 函館東リトルシニア
〇 5-3 札幌中央リトルシニア
△ 3-3 札幌東リトルシニア
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トーナメント表

協力:小樽リトルシニア