
第2回ベースボールストライク杯争奪少年野球大会(札幌市東区・東雁来少年野球場)1回戦で、星置レッドソックスが今夏の全国2大会に出場した強豪・東16丁目フリッパーズを9―4で撃破した。3回以降、チャンスを確実にものにして加点し、王者を押し切る堂々の戦いぶりで準決勝進出を決めた。試合後の抽選で次戦は余市強い子野球スポーツ少年団との対戦が決定。敗れたフリッパーズからは舘洞海生君(6年)がストライク賞を受賞した。
◆1回戦(13日、東雁来少年野球場)
(試合開始8:30)
星置レッドソックス9−4東16丁目フリッパーズ
星置レッドソックス
302031=9
300001=4
東16丁目フリッパーズ
(星)西ー池内
(東)西山、川口ー徳田
▽二塁打:西、清水口(星)、舘洞(東)

清水口と西、3・4番のバットが勝負を動かす
三回、3-3の同点で迎えた攻撃。3番・清水口真太朗(6年)がライトオーバーの二塁打で口火を切ると、4番・西来惟(6年)の内野ゴロが相手のミスを誘い、清水口が一気に生還。さらにボークでもう1点を奪い、この回で勝ち越しに成功した。
続く5回にも清水口の安打からチャンスを広げ、西の右中間二塁打で二、三塁に。そこから5番・瀬川瑞貴(6年)のタイムリー、6番・石原将伍(5年)のスクイズ、7番・橋本昊(6年)の中前適時打と下位打線まで繋がり、一気に3点を追加。攻撃陣が自分たちの流れをしっかりつかんだ。

粘りの投球で最後まで立ちはだかった西
先発マウンドを任された西は、初回に東16丁目フリッパーズ打線につかまり3点を失ったものの、二回以降は強打者たちを打たせて取る投球で三者凡退の山を築いた。六回に1点を失ったが、大きく崩れることなく計4失点で完投勝利。苦しい立ち上がりを修正し、勝負どころで粘る姿にチームも乗った。

前年度覇者フリッパーズ、無念の初戦敗退
王者・東16丁目フリッパーズは初回、2番・舘洞海生(6年)のレフトオーバー二塁打や7番・上川原風馬(6年)のタイムリーで、一気に同点に追いつく粘りを見せた。しかし中盤以降は星置・西投手のリズムを崩せず、攻めきれなかった。最終回には主砲・徳田隆之介(6年)が安打で出塁し、藤野廉(6年)の内野ゴロの間に1点を返したものの、反撃は及ばなかった。
それでも、同チームは今夏、高野山旗全国学童野球大会と全日本学童マクドナルドトーナメントという2大舞台に立った誇りがある。敗戦の悔しさは残るが、残り少ない学童野球生活で再び躍動する姿に期待したい。

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