第6回お伊勢さん杯・PRIDE JAPAN学童全国大会に挑む
12月25日に三重県伊勢市などで開幕する「第6回お伊勢さん杯・PRIDE JAPAN全国選抜学童軟式野球大会」。北海道代表として出場する札幌選抜が24日、決戦の地・三重へ向けて出発した。3年連続で北海道学童都市対抗戦を制した実力派チームが、全国の強豪を相手にどこまで駆け上がるのか。主将・池内颯太君(札幌)と渡辺敦監督の言葉からは、優勝への強い覚悟が伺えた。
3年連続道王者・札幌選抜が全国の舞台へ出発
第6回を迎える「お伊勢さん杯」は、全国の選抜チームや強豪少年団が集うハイレベルな学童野球大会。今年も全国各地から代表が集結し、年末の三重県伊勢市を舞台に熱戦が繰り広げられる。
北海道代表として出場するのは、2025年「北海道学童軟式野球都市対抗戦」を 大会初の3連覇 で制した札幌選抜。24日、チームは全国大会に備え北海道を発ち、意気揚々と伊勢へと向かった。
主将の 池内颯太君 は出発前にこう意気込んだ。
「全国大会に出場できてうれしいです!
都市対抗戦では三連覇でき、その勢いのまま全国でも一つ一つ勝利を重ねていきたいです。
目指すは優勝です!」
圧倒的な安定感を誇る今年の札幌選抜なら、その言葉に十分な説得力がある。
北海道勢の過去成績――3度の挑戦で最高3位
お伊勢さん杯は北海道勢にとっても“特別な大会”。
これまで北海道からは3代表が挑戦してきた。
第3回大会(2022年)
- 帯広選抜:第3位
- 小樽中央JBC:1回戦敗退
第4回大会(2023年)
- オホーツク選抜:2回戦敗退
第5回大会(2024年)
- 東川大雪野球少年団:2回戦敗退
3位入賞の実績はあるものの、まだ頂点には届いていない。
今年の札幌選抜は、道勢として過去最高成績を狙える実力と評価されている。
渡辺敦監督「道勢最高の結果を」
札幌選抜を率いる 渡辺敦監督 は大会への覚悟をこう語る。
「非常にハイレベルな大会です。北海道の選抜チームとしては2年ぶりの出場。
道勢最高の結果を求めて頑張ってきます。」
全道29代表が頂点を競う「2025北海道都市対抗戦」での3連覇は、偶然ではなく、積み上げた力の証明だ。
札幌選抜には
- 高い総合力
- 投打のバランス
- 勝ち切る強さ
- 経験と実績
が揃っており、“真打ち登場”とも言える存在感を放っている。
全国の舞台での戦いは大いに期待が高まる。
初戦は広島代表・広島皆実ベースボールクラブ
記記念すべき初戦は 12月25日、ダイムスタジアム伊勢。
対戦相手は 広島県代表・広島皆実ベースボールクラブ だ。
この試合に勝利すると、翌26日に
- スモールスポーツ少年団(三重県)
- オール能美(石川県)
の勝者と2回戦で対戦する。
さらに勝ち上がれば、同日に行われるダブルヘッダーの3回戦 が待ち受ける。
初戦を突破できれば、一気に勢いに乗ることができる大事な一戦。
札幌選抜の躍進に大きな期待がかかる。
“優勝へ”。札幌選抜が年末の伊勢で挑む
北海道代表としての誇りを胸に、3連覇の勢いをそのまま全国へ――。
“勝ち切る力”を身につけた札幌選抜が、全国の強豪を相手にどんな野球を見せてくれるのか。
今年の札幌選抜は、過去の北海道勢の成績すら塗り替えるポテンシャルを秘めている。
2025年最後の大舞台で、彼らはどんな物語を紡ぐのか。
札幌選抜の戦いに注目したい。

協力:札幌選抜チーム
