札幌オールブラックス、粘りと集中打で準決勝へ

札幌オールブラックス、粘りと集中打で準決勝へ

◆1回戦(13日、東雁来少年野球場)

(試合開始10:30)

札幌オールブラックス
00404=8
20010=3
本郷イーグルス
(五回時間切れ)
(オ)奥山、対馬ー川村
(本)馬場、関川ー相馬
▽二塁打:奥山、境出、宮坂(オ)

協賛:チーム個別指導塾N&B新琴似校

チーム個別指導塾N&B

◆1回戦(13日、東雁来少年野球場)

(試合開始10:30)

札幌オールブラックス
00404=8
20010=3
本郷イーグルス
(五回時間切れ)
(オ)奥山、対馬ー川村
(本)馬場、関川ー相馬
▽二塁打:奥山、境出、宮坂(オ)

先制は本郷イーグルス

 試合の立ち上がりは本郷イーグルスのペースだった。初回、一死一・三塁から4番・相馬波心(6年)の打球が外野の失策を誘い、まず1点。さらに馬場優季(6年)がセンター前へしぶとく運び、2点目を奪った。ベンチもスタンドも大きな拍手に包まれ、勢いは完全に本郷に傾いた。

オールブラックス、三回の大逆転

 それでもオールブラックスは下を向かなかった。三回、一死から1番・奥山夕生(6年)が意地のヒットで出塁。二死二塁とチャンスを広げると、3番・三好陽(6年)の内野ゴロが相手のミスを誘い、奥山が懸命にホームへ滑り込み1点を返した。続く4番・太田海翔(6年)が気迫の内野安打でつなぎ、二盗も決めると、5番・対馬智大(6年)がセンター前へ。ベンチから歓声が飛び交う中、この回一挙4点を奪い、流れを一気に引き寄せた。

勝負を決めたビッグイニング

五回には再び1番・奥山が大仕事。センターオーバーの二塁打で口火を切ると、チーム全体が一丸となった。打者8人で4安打を重ね、相手のミスにも乗じて4点を追加。スコアを8-3とし、試合を決定づけた。

札幌オールブラックス
札幌オールブラックス

投手陣の安定感

 投手陣も勝利に大きく貢献した。先発・奥山は三回まで踏ん張り、四回からは対馬がマウンドへ。プレッシャーのかかる場面でも落ち着いた投球で三回1失点と好投し、本郷打線に反撃の隙を与えなかった。

先発の奥山投手(札幌オールブラックス)
先発の奥山投手(札幌オールブラックス)

本郷、最後まで意地の攻撃

一方の本郷イーグルスも最後まで諦めなかった。四回には加藤悠真(4年)が四球を選び、二死二塁の好機から1番・鈴木玲桜(6年)がライトオーバーのタイムリー二塁打を放って1点を返す粘りを見せた。しかし最終回、反撃を期した上位打線も三者凡退に終わり、夢は届かなかった。
それでも馬場優季は投打で堂々としたプレーを披露。試合後には「ストライク賞」が贈られ、仲間から惜しみない拍手が送られた。

ストライク杯に初出場した本郷イーグルス
ストライク杯に初出場した本郷イーグルス
ストライク賞を受賞した馬場君(本郷イーグルス)
ストライク賞を受賞した馬場君(本郷イーグルス)
本郷イーグルス
ストライク杯に初挑戦してくれた本郷イーグルス

仲間を信じて次戦へ

勝ったオールブラックスは準決勝で東海Fイーグルスと対戦する。勝負を分けたのは“ここ一番での集中力”と“仲間を信じる気持ち”。選手たちが作り出したビッグイニングは、まさにチームの成長と団結を象徴する瞬間だった。

強豪を破り、準決勝進出を果たした札幌オールブラックス
強豪を破り、準決勝進出を果たした札幌オールブラックス

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