北海道チャンピオンシップ選抜、沖縄で躍動!

北海道チャンピオンシップ選抜、沖縄で躍動!

2連勝で勢い加速、28日の3回戦へ堂々挑む

1回戦・名座喜少年野球(沖縄県)

初戦ならではの緊張感が漂う中、北海道選抜の選手たちは堂々とグラウンドに立った。序盤、相手の鋭い攻撃に先制を許し0−1となったが、チームはまったく動じない。むしろここから一気にギアを上げた。

迎えた二回、先頭の5番・黒川大護(羽幌フェニックス/6年)が出塁し、球場の空気が変わる。続く6番・砂原瑛太(羽幌フェニックス/6年)がセンターオーバーの二塁打を放つと、ベンチからも大きな声が上がり、一気に二・三塁の好機。
そして7番・畠山慧心(湧別マリナーズ/6年)。鋭い当たりがライト前にはじき返され、三走・黒川がホームインし同点。さらに森光悠月(羽幌フェニックス/6年)が冷静にスクイズを決め、見事な逆転劇を演出した。

タイムリーを放った砂原
二回にタイムリーを放った砂原

勢いに乗った打線は止まらない。1番・三谷琉生(中富良野ホワイトドラゴンズ/6年)が内野安打で出塁し、その打球が敵失を誘ってさらに加点。この回だけで3点を奪い、試合を一気に北海道ペースへ持ち込んだ。

四回には再び森光が魅せる。二死三塁、フルスイングで放った打球はレフトの頭上を越えるタイムリー。頼もしい追加点がスコアボードに刻まれた。

投げては先発・森光が立ち上がりこそ失点したものの、その後は走者を背負っても粘り強く投げ抜き、五回2安打1失点の好投。最終回は上坂 陽悠(空知ファイヤーズ/6年)がマウンドへ。落ち着いた投球で打者を封じ、初戦を6−1でつかみ取った。

難しい初戦に先発した森光投手(北海道選抜)
難しい初戦に先発した森光投手(北海道選抜)
リリーフした上坂投手(北海道選抜)
リリーフした上坂投手(北海道選抜)

◆1回戦(27日、山内中学校グラウンド)

名座喜少年野球
100000=1
03010x=4
北海道選抜
(先)上原ー山内
(後)森光、上坂ー砂原
▽二塁打:砂原、森光

2回戦・山内スピリッツ(沖縄市)

ダブルヘッダーとなった2回戦。しかし北海道選抜は疲れを感じさせない。むしろ1回戦の勝利が弾みとなり、序盤から積極的に攻め込んだ。

初回、先頭が四球で出塁すると、主将・古賀奏音(栗山ロッキーズ/6年)のバント内野安打、さらにバッテリーミスを見逃さずチャンスを広げる。3番・耳浦輝純(士別九十九野球少年団/6年)の内野安打で三走・畠山が生還。初回から流れを完全に引き寄せた。

二回には、二死から畠山が執念のレフト前。すかさず二盗を成功させると、古賀の打球が敵失を誘う間に畠山がホームへ駆け込み、貴重な追加点を手にした。

三回には片平京志郎(北見ビクトリー/6年)、鹿島颯人(空知ファイヤーズ/6年)のタイムリーで2点を奪い、点差を広げて相手を突き放した。

投手陣も見事なゲームメークを見せた。先発・三谷は三回をノーヒット投球。四回から継投した岡田も得点圏に走者を背負いながら落ち着いた投球で後続を断つ。
最後まで集中力を切らさず、2人で完封リレーを完成させた。

先発の三谷投手(北海道選抜)
先発の三谷投手(北海道選抜)
好リリーフを見せた岡田投手(北海道選抜)
好リリーフを見せた岡田投手(北海道選抜)

◆2回戦(27日、山内中学校グラウンド)

北海道選抜
212000=5
000000=0
山内スピリッツ
(北)三谷、岡田ー佐藤、米澤
(山)宮平、山住ー上原

北海道チャンピオンシップ選抜、総合力でつかんだ価値ある連勝

打線のつながり、積極的な走塁、要所を締める投手陣――。いずれも大会序盤とは思えない完成度で、沖縄の強豪相手に連勝。まさに“選抜チーム”としての実力を存分に示した形だ。

次戦へ向け、北海道選抜の勢いはさらに増していく。

1、2回戦の北海道選抜
1、2回戦の北海道選抜

協力:2025北海道チャンピオンシップ選抜

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