
全国ベスト8、全道初優勝の勢いそのままに次なる挑戦へ
札幌市西区・農試公園野球場で10月15日、学童野球チーム「札幌オールブラックス」の平日練習を取材した。
同チームは今シーズン、徳島県阿南市で7月に開催された「野球のまち阿南 第13回少年野球全国大会」で全国ベスト8の成績を収めるなど活躍。さらに全国大会後には、全道少年軟式野球大会へ札幌支部代表として初出場し、見事初優勝という快挙を成し遂げた。
取材当日は、生野勇輝監督に今後のチーム方針や新チームへの期待を聞くとともに、この日新たに主将に任命された近藤志月君(5年)、さらに投手陣・攻撃陣の選手たちに話を伺った。また、6年生にも後輩となる5年生以下へ向けたメッセージをインタビュー。チーム全体が“次のステージ”を意識し始めている姿が印象的だった。
なお、6年生チームは取材後となる、10月19日に千歳市で行われた『2025 KING OF KINGS』決勝戦で常勝チームとして知られる東16丁目フリッパーズを3-2で下し、初優勝に輝き有終の美を飾った。
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札幌オールブラックス新チーム始動
生野勇輝監督が語る“次代を担う5年生たちの力”
札幌オールブラックスが、新チームとして動き出した。
全道大会優勝の栄光を胸に、5年生を中心とした新たなメンバーが次の頂を目指している。
生野勇輝監督は、新チームの特徴や成長への期待を語ってくれた。

攻撃力 ― 長打と機動力を兼ね備えた布陣
「右の打者には、稲葉遥篤(5年)、金丸虎太朗(5年)、湊隼也(5年)、阿部隼斗(5年)と、長打が打てるバッターが揃っています。
一方、左の大橋到馬(5年)と長谷川瑛斗(5年)は俊足でミート力もあり、チームに勢いを与えてくれます。」
さらに監督は、もう一人の左打者にも注目している。
「左の菅崎煌人(5年)も長打力があり、今後の成長が楽しみな選手のひとりです。打線全体で相手投手を圧倒できるよう、バランスよく育てていきたいですね。」
投手力 ― 右4・左1、競い合う多彩な投手陣
投手陣は右腕4人、左腕1人の5名体制。
「右の澤井虹(5年)と稲葉はスピード、コントロールともに安定しています。長谷川、菅原聖大(5年)も力のあるボールを投げることができ、冬場の成長が非常に楽しみです。」
現段階では澤井が最も安定しているが、監督はあくまで“競争”を重視する。
「誰がエースになってもおかしくない力を持っている。切磋琢磨しながら、チーム全体の底上げを図りたいです。」
さらに左腕・山田葵(5年)についてもこう語る。
「まだ粗削りですが、ボールに力があります。コントロールが安定してくれば、面白い存在になるでしょう。」

守備力 ― 内外野ともに高水準、中心は大橋到馬
「守備は全体的に安定しています。内外野をこなせる大橋を中心に、守備範囲が広い上城哉真人(5年)、主将の近藤志月(5年)なども頼りになります。」
さらに、個々のポテンシャルにも注目する。
「肩の強い鈴木悠真(5年)や、ポテンシャルの高い黒田逢(5年)がどこまで本気で野球に向き合ってくれるかで、チームのレベルは大きく変わってくると思います。」
機動力 ― チームを動かす俊足カルテット
「走れる選手が多いのもこのチームの強みです。近藤、澤井、長谷川、大橋の俊足カルテットが、試合の流れを変える存在です。」
さらに、浦野朔(5年)の名前も挙げた。
「浦野は状況判断がうまく、野球IQの高い選手。走塁面での成長がこのチームの大きな武器になると思います。」
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札幌オールブラックス新章へ──生野勇輝監督が語る「変わり続ける指導」と「子どもたちの役割」
今年、札幌オールブラックスは新チームとして再出発を切った。昨季6年生が残した強さと存在感を継承しつつ、今季のメンバーは「大人しく、まだ気持ちが弱い部分もある」と語る生野勇輝監督。チームを率いる指揮官は、選手一人ひとりの個性を見つめながら、全員が役割を持てるチームづくりを模索している。指導方針、チームの現状、そして目指す未来を聞いた。

静かなチームに光る“芯の強さ”──「何くそ」という気持ちを育てたい
新チームについて問うと、生野監督は「比較的おとなしい子が多い」と口にした。「怒られるとシュンとしてしまう子が多いですね。でも、それをどう乗り越えるかが成長の第一歩。『何くそ』という気持ちを持てるようになれば、また違う景色が見えてくると思います」。
今季は団員15人。個性豊かな選手が揃い、全体としてはバランスが取れてきたという。守備と走塁を軸に秋までの仕上げを目指してきたが、打撃面ではまだ課題が残る。「打てる子と打てない子の差が大きい。9人だけじゃなく、全員が打てるチームを作りたい」と力を込める。体力強化にも時間を割き、チューブトレーニングなど新しいメニューも導入している。

目標は「夢の舞台」へ──大会を絞り、現実と向き合う挑戦
10月からは外練習ができる貴重な期間。チームは選手たち自身が話し合い、目標とする大会を定めた。「FBC、千葉市長杯、ポップアスリート、そしてマック。この4大会に絞って取り組んでいます」。
大会を厳選する理由には、指導者としての現実的な視点がある。「子どもたちの夢を叶えるのも指導者の役割。でも、家庭の負担も考えないといけない。全国大会は多くても2つでいいと思っています。1つでも本気で狙っていくことが大切」。
その言葉の裏には、自身の少年時代の記憶がある。「僕も昔、広島市民球場で投げた時のことを今でも覚えています。あの経験が大人になっても人と人をつなぐきっかけになっている。だからこそ、子どもたちにも“忘れられない野球の時間”を過ごしてほしい」と語る。

“全員に役割を”──存在価値を育てるチームづくり
生野監督がチームづくりで最も重視しているのは、「全員に役割があるチーム」であることだ。
「9人だけで回すチームではなく、15人全員が何かしらの役割を持つこと。それがやりがいや存在価値につながります。役割がない選手が一番つらい。だからこそ全員がアピールできる場をつくるのが指導者の仕事だと思っています」。
生野監督自身、北海道選抜チームの指導経験を通じて“公平な指導”の重要性を痛感している。「練習量やチャンスを平等に与え、その中で努力するかどうかは本人次第。やる子はやるし、やらない子はやらない。だからこそ全員が“目を輝かせて”挑める雰囲気をつくることが大切なんです」。
チームの雰囲気づくりの鍵は「怒る指導」ではなく「伝える指導」だと語る。「怒ることも大事。でも、怒るだけでは子どもは育たない。何が悪かったのか、どう直せばいいのかを伝える。それを理解してくれた時の成長が一番嬉しい瞬間です」。
静かなチームに流れる確かな熱。生野監督のもとで、札幌オールブラックスは新たなカラーをまとい始めている。全員が主役になれるチームを目指して、子どもたちは今日もグラウンドに立つ。


札幌オールブラックス新主将・近藤志月
「大きな声でチームをまとめ、マック全国優勝を目指す」
チームをまとめる“声”のリーダーへ
札幌オールブラックスの新チームを率いるのは、5年生キャプテン・近藤志月(こんどう・しづき)君。
身長142センチ、体重35キロ。小柄ながら守備と機動力に優れ、グラウンドでは常に声を張り上げて仲間を鼓舞する。
キャプテン就任にあたっては責任の重さも感じたというが、すぐに前を向いた。
「チームをまとめられる、大きな声で引っ張れるキャプテンになりたいです。副キャプテンの力も借りながら頑張ります」
おとなしい選手が多い新チームの中で、近藤志月君の明るい声がチームをひとつにしている。
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守備と打撃に手応え 機動力が持ち味
チームの強みを尋ねると、近藤君は即答した。
「守備がしっかりしていて、打撃もタイミングを合わせて振れているところです」
攻撃のカギを握りそうなのは「稲葉遥篤(5年)」と答えた。
どんなところが?「選球眼が良く、タイミングを合わせるのが上手で、力があって、当たったら飛距離が凄い」
チームを支えるピッチャーは「澤井 虹(5年)」と答えた。
どんなところが?「投手としてゲームを作れるところ」
自身の持ち味は“機動力”。
俊足を生かした走塁で流れを作り、相手守備を崩すプレーが得意だ。
「走ってチャンスを広げ、チームに勢いをつけたい」と意気込む。
全国大会で学んだ“悔しさ”を力に
今夏の全国大会を経験し、近藤君は大きな刺激を受けた。
「6年生の試合を見て、悔しさをバネにどう頑張るかが大事だと感じました。
その気持ちを忘れずに練習しています」
先輩たちはその悔しさを糧に、全道少年軟式野球大会で初出場ながら初優勝を達成。
「次は自分たちが」と近藤君は強い決意を胸に、日々バットを握る。
目指すは南北海道制覇、そして全国へ
「目標はマック全国大会で優勝すること。
まず南北海道大会で優勝して、全国大会に行きたいです。
強い相手がたくさん待っていますが、負けない気持ちで挑みます」
両親と兄、弟の家族に支えられながら、近藤君は新生オールブラックスの先頭に立つ。
小さな体に大きな覚悟を宿し、仲間とともに全国の頂点を目指していく。
〇近藤 志月(こんどう しづき)
5年・札幌オールブラックス
右投げ、右打ち
142センチ、35キロ
家族は両親と兄と弟の5人。
野球を始めたのは小学1年生で、3年生の時に移籍して札幌オールブラックスに入団した。
内外野どこでも守れて、現在は捕手にも挑戦中だ!チームに欠かせないユーティリティープレイヤーだ。こうした持ち味を生かして今夏、徳島県で行われた全国大会でも出場機会を与えられその時の経験は大変貴重なものとなっている。
憧れのプロ野球選手は、北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手。
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来季の躍進を誓う若き右腕たち
エースの座を懸けた5年生投手陣の競い合い
札幌オールブラックスの5年生投手陣にインタビューを行った。
それぞれが個性を生かし、来シーズンの「マクドナルド・トーナメント」出場を目指して日々努力を重ねている。
チーム内では「エース争い」が激しく、互いを高め合う関係が形成されていた。
■ 澤井 虹投手(さわい・こう)
5年/右投げ・右打ち/身長150cm
ストレートが最大の武器で、最速は100キロを計測する本格派右腕。
マウンドでは「キャッチャーの構えたコースに正確に投げ込むこと」を常に意識している。
コントロールを磨くため、最近は“真上に投げる”練習に取り組み、制球力向上を図っている。
目標は「マクドナルド・トーナメント出場」。
「どんな相手にも自分のストレートを生かして抑えたい。そのために冬の間はコントロールをもっと磨きます」と意気込みを語る。
チーム内でのライバルを問うと「稲葉君」と即答した。
■ 稲葉 遥篤投手(いなば・はると)
5年/右投げ・右打ち/身長155cm・体重45kg
持ち味は“緩急”を使った投球術。
印象に残る試合は、東区スポ少大会の東16丁目フリッパーズ戦。
2番手でマウンドに上がり、3回から5回までの3イニングを2安打無失点に抑える好投を見せた。
「コントロールがよく、緩急も生かせた試合でした」と振り返る。
目標は「マクドナルド杯出場」。
「球速を上げて、エースを目指したい」と力強く語った。
ライバルはもちろん「澤井君」。
■ 長谷川 瑛斗投手(はせがわ・えいと)
5年/右投げ・左打ち/身長152cm・体重38kg
「中速球でのコントロール」が持ち味の技巧派。
打たせて取る投球スタイルで、4年生時のジュニアベースボールリーグでは準決勝・決勝と連投。
準決勝では新陽スターズ相手に5回無失点、決勝でも昭和ブルーホークスを1失点に抑え、勝利に大きく貢献した。
憧れは6年生の今田善先輩。
「今田先輩のように中速球で打者を抑えたい。そのためにコントロールをもっと磨きたい」と話す。
目標は「マクドナルド・トーナメント出場」。ライバルは「稲葉君」。
■ 菅原 聖大投手(すがわら・しょうた)
5年/右投げ・右打ち/身長149cm・体重40kg
中速球とスピードボールをうまく使い分け、コントロール良く投げられるのが強み。
特に東16丁目フリッパーズとの練習試合では、4回を投げてしっかりと抑えるピッチングを披露した。
現在の課題はスローボールの習得。
「来シーズンはマクドナルド・トーナメントで優勝したい」と目を輝かせる。
チーム内のライバルは「稲葉君」。
発行人
札幌オールブラックスの5年生投手陣は、いずれも高い意識を持って練習に励んでいる。
球速、緩急、コントロール――それぞれの強みは異なるが、目指す舞台は一つ「マクドナルド・トーナメント」。
互いを認め合いながら切磋琢磨する姿勢が、来季のチーム躍進を大きく支える原動力となりそうだ。
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攻撃を担うスラッガーたち
5年生打線が語る、勝負強さとチームへの想い
札幌オールブラックスの5年生打者陣にインタビューを行った。
チームの中心として来季の飛躍を誓う4人が、それぞれの“強み”と“目標”を語ってくれた。
いずれの選手も「マクドナルド・トーナメント優勝」を目標に掲げ、冬の練習に意欲を燃やしている。
■ 金丸 虎太郎(かなまる・こたろう)
5年/右投げ・右打ち/身長142cm・体重42kg
お寿司が大好きで、「サーモンとハマチが一番好きです」と、発行人の不意の質問にも笑顔で答えてくれた。
強みは“パワー”。長打力を武器に新チームでは1番、3番、4番といった中軸を担う。
印象に残る試合は、練習試合での東16丁目フリッパーズ戦。
ライトオーバーを放ち、自身の持ち味を存分に発揮した。
「来シーズンは副キャプテンとしてチームを支えながら、マクドナルド・トーナメントで優勝したい」と頼もしく語る姿が印象的だった。
■ 湊 隼也(みなと・しゅんや)
5年/右投げ・右打ち/身長145cm・体重35kg
バッティングの強みは「チャンスに強いところ」。
「1アウト二塁や無死二塁など得点圏にランナーがいる場面で集中できる」と語る。
その勝負強さの秘訣を尋ねると、「5年生になってからは打席で自信を持って立つようにしています」と落ち着いた表情で答えてくれた。
来シーズンに向けては「もっと自分から勇気を出してチームを引っ張り、マクドナルド全国優勝を目指します。練習から弱気にならず、勇気を持って取り組みたい」と決意を口にした。
■ 阿部 隼斗(あべ・はやと)
5年/右投げ・右打ち/身長148cm・体重42kg
「チャンスに強い打撃」が持ち味。
印象に残るのは上江別ブルードリームズとの練習試合で、一死満塁の場面。
レフト線へタイムリーヒットを放ち、勝負強さを発揮した。
普段の努力については、「打席では力んでしまうことが多いので、家での素振りではなるべく力を抜いてスイングするようにしています」と語る。
来シーズンは「さらにチャンスに強く、長打でチームに貢献し、マクドナルド・トーナメントで優勝したい」と意気込む。
■ 大橋 到馬(おおはし・とうま)
5年/右投げ・左打ち/身長134cm・体重28kg
バッティングの強みは「凡打になっても全力疾走できるところ」。
その姿勢が結果を生んだのは、ジュニアチャンピオンズリーグ2回戦・東海Fイーグルス戦。
詰まった打球がボテボテのゴロとなったが、全力疾走で一塁を駆け抜け見事セーフに。まさに全力プレーの賜物だった。
「マクドナルド・トーナメントで優勝を目指しています。準決勝や決勝のような緊張する場面でも楽しんで、悔いのないように全力でプレーしたい」と、しっかりとした口調で語ってくれた。
発行人
札幌オールブラックスの5年生打者たちは、それぞれに異なる“強み”を持ち、チームを支える存在として急成長している。
パワーで引っ張り副キャプテンの金丸、精神面で支える湊、勝負強さが光る阿部、そして全力疾走で流れを作るもう一人の副キャプテン大橋。
彼らの姿勢からは、ただの打力強化にとどまらず「チームのために戦う心」が感じられた。
来季、“攻撃のオールブラックス”がどんな旋風を巻き起こすか、期待が高まる。
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仲間とともに歩んだ6年生たちの言葉
「一年前の自分へ」そして「後輩たちへ」
札幌オールブラックスの6年生たちが、残り少ないシーズンの中で自らの野球人生を振り返り、これからのチームを担う5年生以下へメッセージを送ってくれた。
それぞれの経験からにじみ出る言葉は、後輩たちの胸にきっと響くだろう。
奥山 夕生(おくやま ゆう)
6年/右投・右打/158cm・42kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「準備運動と体調管理をしっかりやってね」
今年の夏に体調を崩して入院し、チームに迷惑をかけてしまった。野球ができない辛さを経験したが、その間も仲間たちは団結して全道大会で優勝してくれた。
Q2:後輩たちへ
「自分一人で野球をやらないで、チーム全員でチーム一丸となって野球をしてほしい」
今田 善(いまだ ぜん)
6年/右投・右打/150cm・43kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「マウンドで情けない心を見せないように」
昨秋の秋季選抜で東16丁目フリッパーズに敗戦。自分のピッチングができず、死球や連打で悔し涙を流した経験からの言葉だ。
Q2:後輩たちへ
「みんな明るく、小学生らしさを忘れずに楽しく野球をしてほしい」
川村 塁翔(かわむら るいと)
6年/右投・右打/147cm・43kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「野球への向き合い方を改めなさい」
今年6月頃、野球への姿勢がだらしなくなった時期があった。その反省が今の成長につながっている。
Q2:後輩たちへ
「野球ができることを当たり前と思わず、キャプテン・副キャプテンを中心にチーム一丸で全国制覇を目指してほしい」
境出 蓮寿(さかいで れんじゅ)
6年/右投・右打/151cm・38kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「24時間という限りある時間をもっと大切に。だらける時間を減らして努力に使って!」
素振りや練習にもっと時間を割いていれば、さらに成長できたという実感がある。
Q2:後輩たちへ
「今日より明日、明日より明後日と自分を超えていってください。そして今の僕たちを超えてください!」
対馬 智大(つしま ともひろ)
6年/右投・右打/164cm・44kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「投げ方や肘の使い方に気をつけて、投手としての基礎を大事に」
昨年秋口に肘を痛め、一週間ほど野球ができない時期があった。その経験を経て、身体のケアの重要性を痛感した。
Q2:後輩たちへ
「投げ方には気をつけて。バッティングはいいから、走塁や守備の判断、チームワークをもっと強化してほしい」
三好 陽(みよし はる)
6年/右投・右打/145cm・45kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「体調管理とケガに気をつけてね」
今シーズンは体調を崩したり、ケガをしたりすることが多かった。
Q2:後輩たちへ
「今だけでなく、未来の自分も見据えて行動して。カッコいい野球選手を目指してほしい」
宮坂 陽琉(みやさか はる)
6年/右投・右打/146cm・47kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「時間は平等。どう使うかは自分次第」
昨年秋以降、野球に費やす時間が少なくなってしまったことを後悔している。
Q2:後輩たちへ
「努力は必ず自分に返ってくる。あきらめず最後まで戦ってほしい」
太田 海翔(おおた かいと)
6年/右投・右打/151cm・47kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「ケガには気をつけてね」
昨冬にオスグッドを発症し、痛みを抱えながら試合に出る苦しさを経験した。
Q2:後輩たちへ
「ストレッチをしっかりやって、ケガを防いでください」
畠山 とく(はたけやま とく)
6年/右投・右打/152cm・49kg
Q1:一年前の自分に戻ったとしたら
「いろんなことを工夫して、もっと頑張れ!」
努力が実を結ぶことを実感できた一年だったからこその言葉。
Q2:後輩たちへ
「チーム一丸となって、それぞれの個性を伸ばしながらレベルアップしていってください」
次の舞台へ、確かな成長を胸に
一人ひとりが自分と向き合い、仲間を思う気持ちにあふれた言葉が並んだ。
悔しさ、喜び、ケガや不調——それぞれの経験が「チームとしての強さ」に変わり、札幌オールブラックスの伝統をつないでいる。
6年生たちの背中を見て育つ後輩たちが、来季どんなチームをつくるのか。
その答えは、彼らが残したこのメッセージの中にある。

団員募集中
札幌市東区東雁来を拠点に活動する学童野球チーム【札幌オールブラックス】が、小学3年生以下の野球経験者を対象に、新たな仲間を募集しています。前回の告知では、たくさんのお問合せをいただき、10人以上が体験に参加。その中から複数人の入団も決まり、チームには新しい風が吹き込まれました。体験会を通じて「成長の手応え」を感じられることが好評を呼んでいます。
~野球の基礎ができていて、さらに上を目指したいお子さまへ~
〇投げる・打つ・守る力をもっと磨きたい
〇試合で活躍し、勝利に貢献したい
〇チームの仲間と高め合いながら成長したい
そんな向上心を持つ選手をお待ちしています。
現在の団員は下記の通りです。
6年生 10人
5年生 15人
4年生 9人
3年生 7人
2年生 3人
1年生 1人
合計 46人

【まずはお気軽にお問い合わせください】
見学や体験練習の機会もご用意しています。
詳細・ご質問は下記までお気軽にご連絡ください。
【連絡先】(メール・電話・LINE公式アカウントなど記載)
〇生野勇輝監督
070-4217-8719/sapporoallblacks@gmail.com

協力:札幌オールブラックス