中学硬式野球の恵庭リトルシニアが、3月25日に大阪府で開幕する第32回全国選抜大会へ北海道代表として出場する。全国48チームが集う春の大舞台。北海道からは恵庭のほか、札幌北リトルシニア、とかち帯広リトルシニアも出場し、北の誇りをかけて戦う。
開会式は3月25日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、26日からトーナメントがスタート。決勝は31日を予定している。
恵庭の初戦は26日、くら寿司スタジアム堺で関西連盟の徳島藍住リトルシニアと対戦する。
三度目の春――越えるべき壁
恵庭リトルシニアにとって春の選抜は今回で3度目の挑戦。過去は初戦突破、2回戦敗退が最高成績だ。
渡邊匠監督は語る。
「秋季大会後、選手たちだけのミーティングで目標を明確にしました。これまでの壁を越える。そのために今、やるべきことを徹底しています」
北海道の冬は、土のグラウンドでの実戦練習が難しい。
それでもチームは打撃強化、雪上ノック、そして練習中の“オンとオフの切り替え”を意識し、質の向上に取り組んできた。短期決戦では一瞬の集中力が流れを左右する。細部へのこだわりが、勝利への布石となる。

カギを握るのは投手陣とセンターライン
秋の大会を支えたのは投手陣の粘り強さだった。全国の舞台でもディフェンス力は生命線となる。
渡邊監督が名前を挙げたキーマンは次の通り。
投手
・村田 日々人(新3年・千歳桜木メッツ出身)
・三浦 虎星(新3年・千歳桜木メッツ出身)
センターライン
・捕手:千葉 恵太(新3年・北広島イーストグローリー出身)
・二塁手:中山 絆(新3年・野幌ファイターズ出身)
・遊撃手:中川 蓮太(新3年・江別中央タイガース出身)
・中堅手:城間 奏良(新3年・千歳タイガース出身)
バッテリーを中心に、内外野の要が安定すれば試合は落ち着く。守備からリズムを作り、少ないチャンスをものにする――それが恵庭の戦い方だ。


土の感覚を取り戻す強化計画
北海道との大きな違いは、土のグラウンドでの経験値。
外野への打球の遠近感や打球処理の感覚を補うため、チームは遠征と合宿で調整を進める。
強化スケジュール
・3月13日〜15日 栃木下野強化合宿
・3月20日〜22日 室内強化合宿
渡邊監督は「関東遠征で土の感覚を確認し、最終調整を行いたい」と語る。環境の違いを言い訳にしない準備力こそ、北の代表としての矜持だ。
北海道代表として
全国48強の舞台は、甘くない。だが、冬を越えてきた選手たちには確かな積み重ねがある。
守りを軸に、集中力で流れを引き寄せる。
三度目の春、恵庭リトルシニアは北の誇りを胸に、堂々と全国の舞台に立つ。

指導者・選手
指導者
▽監督
㉚ 渡邊 匠(わたなべ たくみ)
▽コーチ
㊵ 西中 紀和(にしなか のりかず)
㊿ 西田 丈二(にしだ じょうじ)
選手
① 村田 日々人(むらた ひびと)
新3年・千歳桜木メッツ出身
② 千葉 恵太(ちば けいた)
新3年・北広島イーストグローリー出身
③ 髙橋 央奨(たかはし おうすけ)
新3年・深谷市リトルリーグ(埼玉県)
④ 中山 絆(なかやま きずな)
新3年・野幌ファイターズ出身
⑤ 松井 恒太朗(まつい こうたろう)
新3年・柏ホエールズ出身
⑥ 中川 蓮太(なかがわ れんた)
新3年・江別中央タイガース出身
⑦ 髙橋 龍駕(たかはし りゅうが)
新3年・恵み野ロイヤルズ出身
★主将
⑧ 城間 奏良(しろ そら)
新3年・千歳タイガース出身
⑨ 鍋城 皇(なべき こう)
新3年・和光ジュニアライオンズ出身
⑩ 三浦 虎星(みうら とらん)
新3年・千歳桜木メッツ出身
⑪ 黒木 太偉河(くろぎ たいが)
新3年・恵庭ジュニアスワローズ出身
⑫ 三國 凰介(みくに おうすけ)
新3年・江別中央タイガース出身
⑬ 門脇 浩心(かどわき こうしん)
新3年・長沼Fタイガース出身
⑭ 西田 悠眞(にしだ はるま)
新3年・江別中央タイガース出身
⑮ 吉本 琉以(よしもと るい)
新3年・柏ホエールズ出身
⑯ 脇元 日向(わきもと ひゅうが)
新3年・千歳桜木メッツ出身
⑰ 荒木 優宏(あらき ゆうひろ)
新3年・北広島イーストグローリー出身
⑱ 嶋崎 碧飛(しまざき あおと)
新3年・江別いずみ野ドリームズ出身
⑲ 齋藤 平和(さいとう へいわ)
新3年・千歳みどり台シャークス出身
⑳ 星 尚那(ほし ひさな)
新3年・上江別ブルードリームズ出身
㉑ 佐々木 春真(ささき はるま)
新3年・北陽レッドイーグルス出身
㉒ 金田 凌空(かねた りく)
新3年・野幌ファイターズ出身
㉓ 郡司 怜旺(ぐんじ れお)
新3年・北陽レッドイーグルス出身
㉔ 東本 大奨(ひがしもと たいすけ)
新3年・恵庭ジュニアスワローズ出身
㉕ 鈴木 来夏(すずき らいか)
新3年・野幌ファイターズ出身
全国選抜大会までの足跡
秋季全道大会・決勝トーナメント
◆3位決定戦(10月12日)
恵庭3-1大空
恵庭
2000001=3
0010000=1
大空
(恵)三浦-秋谷
(大)土門、中村、岡本-岡本、伊成
▽二塁打:深澤、岡本、佐藤(大)
◆準決勝(10月11日)
とかち帯広6-4恵庭
とかち帯広
1010220=6
0004000=4
恵庭
(と)栩内、山田岳-菊池
(恵)村田、黒木-千葉、秋谷
▽三塁打:浦城(と)
▽二塁打:小瀬(と)
◆2回戦(10月5日)
恵庭2-1北広島
北広島
10000000=1
00000011=2
恵庭
(八回タイブレーク)
(北)佐賀井、河嶋-山本
(恵)村田、黒木-千葉
▽三塁打:城間(恵)
▽二塁打:城間(恵)
◆1回戦(10月4日)
恵庭2-1札幌東
恵庭
0100001=2
1000000=1
札幌東
(恵)村田、三浦、黒木-千葉、秋谷
(東)佐々木、滝花-北嶋
▽二塁打:佐々木(東)
秋季全道大会・リーグ戦
◆9月27日・深川市民
(C)恵庭8-2旭川西
恵庭
0000233=8
0000002=2
旭川西
(恵)村田、黒木-千葉、秋谷
(旭)中山、敦賀-津﨑
▽二塁打:城間(恵)、武藤(旭)
◆9月23日・夕張平和
(C)恵庭4-2札幌大谷
恵庭
3000100=4
0000011=2
札幌大谷
(恵)村田、黒木-千葉
(大)林、小泉、明田-岩井
▽二塁打:小濱(大)
◆9月15日・栗沢
(C)北空知深川9-1恵庭
北空知深川
020403=9
001000=1
恵庭
(六回コールドゲーム)
(深)谷内-栗原
(恵)村田、三國、黒木-千葉
▽二塁打:川音2、栗原(深)
◆9月13日・岩見沢市営
(C)恵庭14-1札幌円山
恵庭
7160=14
0001=1
札幌円山
(四回コールドゲーム)
(恵)三國、嶋崎-秋谷
(札)池田、石本-金木
▽三塁打:中川(恵)
▽二塁打:松井、鍋城、千葉、城間(恵)
◆9月6日・とましん
(C)恵庭5-2日高
恵庭
2001200=5
2000000=2
日高
(恵)村田、三浦-秋谷
(日)山本、菅-田代
▽三塁打:中川(恵)
▽二塁打:高橋央(恵)
◆8月31日・野幌第一
(C)恵庭6-0札幌新琴似
恵庭
0030111=6
0000000=0
札幌新琴似
(恵)村田、黒木-千葉
(新)加藤、土田、似鳥-東、北川
▽二塁打:似鳥(新)

全国トーナメント表


フォトグラフ







協力:恵庭リトルシニア
