札幌市中央区にある「たきうち整形外科スポーツクリニック」には、日々多くのアスリートが足を運ぶ。1月28日、来シーズンは高校2年生として高校野球に挑む吉田晃希選手を取材した。肩の痛みをきっかけに、その後「腰椎分離症」と診断された同選手。野球から離れる苦しさと向き合いながらも、復帰を見据えて治療とリハビリに励んでいる。
吉田 晃希(よしだ こうき)
市立啓北商業高等学校/1年
石山中学校野球部ー石山アトムズ少年団出身
右投げ、右打ち
168センチ、70キロ
家族は両親と弟の4人
野球を始めたきっかけは、小学校の先輩に誘われたことだった。小学1年生の頃、石山アトムズ少年団で競技をスタートさせた。
肩の痛みから始まった違和感、そして腰椎分離症の診断
吉田選手が最初に痛みを感じたのは肩だった。
秋の大会後の10月中旬ごろ、肩の痛みを覚え、同クリニックで治療を受けていたという。
「肩は最初に痛めたんですが、腰を治すことを優先して一度治療を中断しています。肩はそれほど重いケガではありませんでした」
その後、チーム練習中のティーバッティングの際に腰へ違和感を覚えた。さらに続くマシン打撃の場面で、はっきりとした痛みに変わったという。
「結構痛くて、力強く振れない感じでした」
診察の結果、告げられたのは「腰椎分離症」だった。
肩に続くケガに、本人の心境は複雑だった。
「肩の次に腰だったので正直ショックでした。今までケガが少なかったので、野球から離れなきゃいけないのが辛かったです」
現在は週1回通院し、腰に超音波治療を受けながら回復を目指している。今後は再度MRI検査を行い、骨の状態を確認する予定だという。

野球ができない苦しさ、それでも前を向く理由
ケガを告げられたとき、最も辛かったのはやはり野球ができないことだった。
「やっぱり野球ができないのが一番辛かったです」
ただ、初期段階のケガであり、医師から「早ければ2か月で回復する可能性もある」と聞かされていたことが、前向きな気持ちを支えた。
「頑張ろうと思いました」
現在は軽いインナートレーニングのみを行い、回復を優先した生活を続けている。
ケガ直後には体力低下への不安からウェイトトレーニングを行い、症状が悪化した経験もあったという。
「それで逆に悪化してしまったので、今は春までにしっかり治すことを最優先にしています」
チームでは30メートル走やメディシンボール投げなどの測定もあり、仲間との差が広がることに悔しさも感じている。
「どんどん差をつけられていくのが悔しいです」
それでも家族の支えが力になっている。
「コルセットが結構高いんですが、それを出してくれたのはありがたかったです」
復帰への決意――「秋には試合に出たい」
現在は本格的なリハビリの前段階。
春には少しずつ投げられる状態へ戻ることを目標にしている。
「まだ1年生なので、メインは2年生からだと思います。それまでにしっかり治したいです」
復帰後に大切にしたいこともはっきりしている。
「差が開いているので、人一倍練習して追いつき、追い越したいです」
目標は秋の大会での出場。そして投手としての成長だ。
「秋には試合に出られるようになりたいです。ピッチャーとしてエースナンバーを獲れるよう、ベンチ入りできるように頑張ります」
球速に頼るタイプではないと自覚する吉田選手は、目指す投手像も明確だ。
「球が速くないので、コントロールや変化球で抑えられるピッチャーになりたいです」
少年野球と中学野球での忘れられない瞬間
吉田選手の野球人生を振り返ると、忘れられない試合がいくつもある。
学童野球では6年生の10月頃、藤野フライヤーズ戦で投手として登板。最後まで投げ切り、1対0で完封勝利を挙げた。
「あまり試合に出ている方ではなかったんですが、その試合で最後まで投げて勝てたのは嬉しかったです」
また、ポップアスリート大会では決勝まで進出。しかし星置レッドソックスに敗れ、全国大会出場にはあと一歩届かなかった。
中学3年生のときには打撃で苦しい時期もあった。
最後の大会直前の練習試合、山鼻中学校との対戦で迎えた第2打席。ショートとサードの間を抜くレフト前ヒットが生まれた。
「ずっとヒットが打てていなかったので、打てた時は嬉しかったです」
ケガと向き合う現在も、野球への思いは変わらない。
焦らず、しかし着実に――。吉田晃希は復帰の日を見据え、今できる努力を続けている。
札幌都心部で評判の「たきうち整形外科スポーツクリニック
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。
瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。
♦問い合わせ♦
たきうち整形外科スポーツクリニックへの問い合わせはメール、info@takispo.jp
011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時~午後3時(水曜日除く)
※第1、3土曜日診療は昼の部のみとなります。
夜の部=午後4時30分~午後8時(水曜日は夜のみ診療)
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取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック
