苫小牧選抜、6年ぶりの頂点へ――攻撃力武器に18人が挑む

苫小牧選抜、6年ぶりの頂点へ――攻撃力武器に18人が挑む

昨年準優勝から再び全国へ 山村寛文監督「優勝を目指したい」 一関斗夢主将を中心に普段はライバルの精鋭が結束

指導者・選手

指導者

▽監督
㉚山村 寛文(やまむら ひろふみ)
所属:拓勇ファイターズ

▽コーチ
㉙桑村 直樹(くわむら なおき)
所属:泉野イーグルス

㉘三浦 哲也(みうら てつや)
所属:沼ノ端スポーツ少年団

選手

★主将
⑩一関 斗夢(いちのせき とむ)
所属:北星有珠の沢ホークス
右投げ、右打ち

⓪福田 悠生(ふくだ はるき)
所属:拓勇ファイターズ
右投げ、右打ち

①佐藤 陸翔(さとう りくと)
所属:北星有珠の沢ホークス
右投げ、右打ち

②三浦 寛斗(みうら ひろと)
所属:泉野イーグルス
右投げ、右打ち

③小川 隼人(おがわ はやと)
所属:新生台イーグルス
左投げ、左打ち

④本多 爽生(ほんだ そうき)
所属:泉野イーグルス
右投げ、右打ち

⑤西村 勇吾(にしむら ゆうご)
所属:泉野イーグルス
右投げ、右打ち

⑥板橋 奨真(いたばし しょうま)
所属:北光ファイターズ
右投げ、左打ち

⑧村上 輝成(むらかみ こうせい)
所属:ときわ澄川ライオンズ
右投げ、右打ち

⑨今井 陽太(いまい ようた)
所属:泉野イーグルス
右投げ、左打ち

⑪西脇 悠隼(にしわき はると)
所属:新生台イーグルス
右投げ、右打ち

⑫平田 昇輝(ひらた あさひ)
所属:北光ファイターズ
右投げ、右打ち

⑯平間 遥陽(ひらま はるひ)
所属:拓勇ファイターズ
右投げ、右打ち

⑱内山 剣颯(うちやま はやて)
所属:北光ファイターズ
左投げ、左打ち

㉑青柳 有軌(あおやなぎ ゆうき)
所属:北光ファイターズ
右投げ、右打ち

㉓三浦 晴斗(みうら はると)
所属:泉野イーグルス
右投げ、右打ち

98 髙島 羽海(たかしま はる)
所属:拓勇ファイターズ
右投げ、右打ち

99 伊藤 聡志(いとう さとし)
所属:沼ノ端スポーツ少年団
右投げ、右打ち

「2日間だけでは選べない」1年前から候補を追う山村監督

 苫小牧選抜を率いる山村寛文監督が、チームづくりで大切にしているのは、セレクション当日の出来だけで選手を判断しないことだ。

 今年のセレクションには47人が参加。6月6日、13日の2日間に分けて選考を行い、18人のメンバーを選出した。

 ただ、山村監督にとって選考は、この2日間だけで始まったものではない。

「その1日、2日だけでは、やっぱり選べない。自分は5年生の時から選抜候補の子たちを見ています。来年、この子はいいかなというところも含めて、1年前から見てチェックしています」

 セレクションでは普段通りの力を発揮できる選手もいれば、緊張からミスが出る選手もいる。わずかな時間だけを切り取るのではなく、前年から各選手の成長や特徴を見続け、その蓄積も踏まえてスタッフ間で情報を共有しながら18人を選んだ。

 メンバー決定後も各チームの大会日程などがあり、本格的な活動開始は8月。チーム訪問時点で全体練習はまだ6回ほどだった。それでも、山村監督は今年のチームについて「攻撃のチームになるかな」と、その輪郭を感じ始めている。

2026苫小牧選抜チーム
2026苫小牧選抜チーム

勝負強さとつなぐ力 厚みを感じさせる攻撃陣

 打線には、それぞれ違った役割を担える選手がそろう。

 中でも山村監督が名前を挙げたのが、勝負強さを見せる選手たちだ。クリーンアップを担う打者だけでなく、下位からチャンスメークし、上位へつなぐことのできる器用な選手もいる。

 競った試合では、一発の長打だけでなく、走者を進める打撃や出塁、走塁など、一つのプレーが勝敗を左右する。山村監督も、そうした役割を果たせる選手の存在を「貴重」と見る。

 昨年のチームと比較すると、今年は体の大きな選手も多く、打線全体の力強さにも期待がかかる。

 一方で、チームの鍵を握る存在として板橋奨真(北光ファイターズ/6年)の名前も挙がった。守備の要として期待されるだけでなく、打撃でも力があり、攻守両面で存在感を示す選手の一人だ。

打撃練習の様子(苫小牧選抜)
打撃練習の様子(苫小牧選抜)

投手陣は「調子を見ながら」継投も視野

 投手陣については、現時点で絶対的な一人に固定するのではなく、複数投手による継投も視野に入れている。

 山村監督は「その時の調子だよね」と話し、選手の状態や相手打線、試合展開を見ながら起用していく考えを示した。

 投手を務めながら打撃でも期待できる選手がおり、投打双方のバランスを考えながら布陣を組んでいくことになりそうだ。

 守備面でも内外野に中心となる選手がおり、好プレーが生まれた時にチーム全体を盛り上げられる存在もいる。個々の能力だけではなく、周囲を勢いづける力も山村監督は評価している。

練習試合より(9月26日、少年野球場)
練習試合より(9月26日、少年野球場)

実戦を重ねながら「18人の形」へ

 チームは今後も対外試合を重ねながら、実戦の中で組み合わせを探っていく。

 札幌選抜やOB戦や函館方面のチームとの実戦などを予定し、さらに大会前には中学1年生とのゲームも組みながらチームを仕上げていく考えだ。

 活動開始が8月と決して早くない中、限られた時間で18人それぞれの特徴をどう組み合わせるか。打順、守備位置、投手継投を含め、実戦を通して山村監督が描く「苫小牧選抜」の形をつくり上げていく。

打撃練習の様子
打撃練習の様子

昨年の経験を力に「優勝を目指したい」

 昨年の苫小牧選抜は北海道学童都市対抗戦で上位進出を果たし、その後、広島県で行われた全国大会にも北海道代表として出場した。

 今年もまず見据えるのは、地元・苫小牧で行われる北海道学童都市対抗戦だ。

 今大会は組み合わせ方法も変わり、どのチームと対戦するか分からない中での戦いとなる。それでも、目指すところに変わりはない。

 山村監督は昨年のチームを振り返りながら、今年の目標を口にした。

「去年も上位まで行けたので、できればやっぱり優勝を目指していきたい。去年の弱点だった打撃も鍛えていきたいと思っています」

 昨年の経験を知る指揮官が、今年は「攻撃」を一つの武器に18人を束ねる。

 まだチームづくりは途上。それでも、一年前から選手たちを見続けてきた山村監督の頭の中には、それぞれの持ち味を生かした苫小牧選抜の完成形が少しずつ描かれ始めている。

練習試合より(9月26日、少年野球場)
練習試合より(9月26日、少年野球場)

普段はライバル、今は仲間 一関斗夢主将が束ねる苫小牧選抜

 苫小牧選抜の18人を束ねるのは、北星有珠の沢ホークスの一関斗夢(いちのせき・とむ)主将だ。

 右投げで、身長153センチ。所属チームでは互いに競い合ってきた選手たちが、今度は「苫小牧」の名を背負って同じユニホームで戦う。

 主将を任された時、一関は真っ先に仲間のことを思った。

「この最高のメンバーたちと、普段はライバルの仲間たちをまとめるということで、責任感を持ちました」

 目指しているのは、18人全員が同じ方向を向けるチームだ。

「全員が一体となって、やることはしっかりやる。細かいことから、しっかり気にかけていきたいです」

 一関が口にする「細かいこと」は、試合に出ている選手だけの話ではない。

 例えば、相手投手が代わった時。打席に立つ選手だけに任せるのではなく、ベンチにいる選手も一緒になってタイミングを取る。試合に出ている、出ていないにかかわらず、全員で相手投手を攻略するための準備をする。

 そんな小さな積み重ねを、一関は主将として大切にしている。

「走塁意識が高く、長打も狙える」攻撃力に手応え

 一関が感じている今年の苫小牧選抜の強みは「攻撃」だ。

「走塁意識が高くて、長打も狙えるチームです」

 ただ打つだけではない。足を使って相手にプレッシャーをかけながら、一振りで流れを変える力も持つ。その両方を兼ね備えていることに、一関は手応えを感じている。

 その中でキーマンの一人として名前を挙げたのが伊藤聡志(沼ノ端スポーツ少年団所属/6年)だ。

「足も速くて、長打も打てるし、短打も打てる。守備範囲も広くて、しっかり出塁もできる」

 一番打者を任されることも多い伊藤が塁に出れば、そこから苫小牧選抜の攻撃が動き出す。長打力だけではなく、機動力も絡めながら得点を奪えるのが今年のチームの持ち味だ。

外野へ大飛球を放つ一関主将(苫小牧選抜)
外野へ大飛球を放つ一関主将(苫小牧選抜)

一番見てほしいのは「声」

 では、一関自身が最も注目してほしいプレーは何か。

 返ってきた答えは、打撃でも守備でもなかった。

「声です」

 チームを盛り上げ、良い雰囲気をつくるための声。一関にとって、それも主将としての大切な「プレー」の一つだ。

 自身は一塁を守るほか、捕手の代打やDHなど、打撃を期待されて起用されることもある。打席では「セカンドの頭へ強いライナーを打つ」ことを意識。追い込まれるまでは狙うコースを明確にし、打席へ向かう前から相手投手を考えながら準備する。

 そして最後に目標を尋ねても、一関の言葉はやはり「仲間」へと向かった。

「何があっても、みんなで励まし合って声を出して、いい雰囲気にしたいです」

 チームとして掲げる目標は明確だ。

「みんなで一体となって、一戦一勝で、絶対に全国に出る」

 普段はそれぞれのチームで競い合ってきたライバルたちが、今は同じ目標へ向かう18人の仲間となった。

 打って、走って、守る。それだけではない。ベンチからの声、相手投手を見る目、次のプレーへの準備――。一関斗夢主将が大切にする「細かいこと」の積み重ねが、苫小牧選抜を一つのチームへと変えていく。

主将の一関斗夢(苫小牧選抜)
主将の一関斗夢(苫小牧選抜)

【プロフィール】
一関 斗夢(いちのせき・とむ)
苫小牧選抜・主将/北星有珠の沢ホークス所属
小学6年、右投げ、両打ち
153センチ、56キロ
主なポジションは一塁手。苫小牧選抜では主将を務め、DHや代打など打撃を期待されての起用もある。
打撃では「セカンドの頭へ強いライナーを打つこと」を意識し、追い込まれるまでは狙うコースを明確にして打席に立つ。
自身のアピールポイントには「声」を挙げ、プレーだけでなく仲間を励まし、チーム全体を盛り上げることを心掛ける。
チームの目標は「みんなで一体となって、一戦一勝で絶対に全国に出る」。

勝負強さで流れを呼び込む 小川隼人「自分が打って点を入れる」

 苫小牧選抜の攻撃の要として期待されているのが、新生台イーグルスの小川隼人(おがわ・はやと)だ。

 左投げ左打ち、158センチ、63キロ。恵まれた体格から繰り出す力強い打撃に加え、チャンスで一本を放つ勝負強さが持ち味だ。

 山村寛文監督も攻撃面で期待する選手の一人として小川の名前を挙げる。

 本人に自身の打撃の持ち味を尋ねると、迷いなく「チャンスで長打を打てるところ」と答えた。ただ、長打だけを狙う打者ではない。

「チャンスで長打を打てたりするし、シングルヒットも打てる」

 状況に応じて一打を放ち、走者をかえす。それが小川の考える自分の役割だ。

 興味深いのは、好機ほど力まないことだ。

「チャンスの時は、自分だけじゃなくて、みんなも打ってくれるから。楽な気持ちで、力を入れないで普通にやっています」

 自分が決めなければ――ではない。後ろには頼れる仲間がいる。そう思えるからこそ、好機でも必要以上に力まず打席に立つことができる。

 苫小牧選抜の中で担いたい役割も明確だ。

「みんなが(走者を)ためてくれたりして、自分が打って点を入れたり、流れをこっちに持ってこられるようにしたい」

 普段はそれぞれの所属チームで戦ってきた好打者たちが並ぶ苫小牧選抜。その中でも小川に求められるのは、得点圏で走者をかえし、一振りで試合の流れを引き寄せる仕事だ。

 野球を始めたきっかけも面白い。幼い頃、アニメ「メジャー」を見たことで野球に興味を持ち、年中から競技を始めた。最初は週1回活動する野球スクール「ポルテ」でプレーし、小学2年時には別のチームを経て、その後、新生台イーグルスへ移った。

 そして今、苫小牧を代表する18人の一人として大舞台に挑む。

 目標を尋ねると、小川の視線はすでにその先まで向いていた。

「札幌選抜に勝って全国に行って、全国でもどんな相手にも勝って優勝できるように頑張ります」

 長打も、シングルヒットもある。そして何より、好機で力まず自分のスイングができる。

 勝負どころで小川隼人のバットから飛び出す一打が、苫小牧選抜に流れを呼び込む。

小川隼人(苫小牧選抜)
小川隼人(苫小牧選抜)

【プロフィール】
小川 隼人(おがわ・はやと)
小学6年・新生台イーグルス所属。
左投げ、左打ち
158センチ、63キロ
年中から野球を始める。きっかけはアニメ「メジャー」を見て野球に興味を持ったこと。野球スクール「ポルテ」で競技を始め、小学2年時に別チームを経て、新生台イーグルスへ。
長打力と勝負強さを兼ね備えた左打者。本人は「チャンスで長打を打てたり、シングルヒットも打てるところ」を持ち味に挙げる。
苫小牧選抜では攻撃の要として、走者をかえす一打と試合の流れを引き寄せる打撃が期待される。

広い守備範囲で外野を支える 内山剣颯「センターから声を出して勇気を与えたい」

 苫小牧選抜の外野守備で中心的な役割を担うのが、北光ファイターズの内山剣颯(うちやま・はやて)だ。

 左投げ左打ち、150センチ、37キロ。主にセンターを守り、自身の一番の持ち味には「守備範囲の広さ」を挙げる。

 右中間、左中間、そして頭上を越えようとする打球まで――。外野の中央を任されるからこそ、内山が大切にしていることがある。

「強いフライとかがたくさん来るので、なるべく抜かれないように、ボールから目を離さないことを意識しています」

 打者の特徴にも目を配りながら、飛んできた打球に素早く反応する。捕れる打球を確実にアウトにすることはもちろん、たとえ捕球できない打球でも素早く回り込み、後ろへそらさない。次の塁を簡単に与えないことまでが、内山の考える外野守備だ。

センターから「声」でチームを動かす

 内山が目指しているのは、自分一人がアウトを取るだけのセンターではない。

「センターから声を出して、自分の声でみんなの雰囲気を上げて、勇気を与えたいです」

 グラウンド全体を見渡せるセンターから仲間へ声を届ける。守備位置や状況を確認し、周囲を盛り上げることも自分の役割だと考えている。

 打線では7番や9番などを任されることが多い。そこで求められる仕事も理解している。

 走者がいればゴロで進塁させる。チャンスがあれば安打でつなぐ。そして下位打線から上位へ好機をつくる。

 自分が決めることだけを考えるのではなく、次の打者、次の塁を意識してプレーするところにも内山らしさが表れる。

兄の背中を追って始めた野球

 野球を始めたのは小学3年生の頃だった。

 きっかけは4歳上の兄。先に白球を追っていた兄の姿を見て、自身も野球の世界へ飛び込んだ。

 それから積み重ねてきた経験を経て、今度は苫小牧を代表する18人の一人として北海道学童都市対抗戦に挑む。

 個人として掲げる目標は、やはり守備だ。

「守備で、取れるボールは全部取る。取れないボールだったら、しっかり回り込んで、次の塁へ進ませないようにしたいです」

 そしてチームとして目指す場所は、その先にある。

「都市対抗戦で1位になって、全国大会で優勝することです」

 広い守備範囲と確実なプレー。そしてセンターから仲間へ届ける声。

 外野の真ん中に立つ内山剣颯が、苫小牧選抜の守りを後方から支える。

内山剣颯(苫小牧選抜)
内山剣颯(苫小牧選抜)

【プロフィール】
内山 剣颯(うちやま・はやて)
小学6年・北光ファイターズ所属。
左投げ、左打ち
150センチ、37キロ
小学3年生から野球を始める。きっかけは4歳上の兄が野球をしていたこと。
主なポジションはセンター。広い守備範囲を持ち味とし、外野では「なるべく抜かれないように、ボールから目を離さない」ことを意識する。
打線では7番、9番などを務め、走者を進める打撃や安打で上位打線へつなぐ役割を担う。
苫小牧選抜ではセンターから積極的に声を出し、守備だけでなくチーム全体の雰囲気を高める存在を目指す。
目標は北海道学童都市対抗戦を制し、全国大会で優勝すること。

制球力と力強い直球が武器 伊藤聡志「一球一球、全力で」

 苫小牧選抜の投手陣で期待を集める一人が、沼ノ端スポーツ少年団の伊藤聡志(いとう・さとし)だ。

 身長154センチ。自身の投球で見てほしいところを尋ねると、「コントロールの正確さと球速」と迷わず答えた。

 速い球を投げるだけではなく、打者が嫌がるところへ投げ切る。そのために伊藤が大切にしているのが投球フォームだ。

「体を開かずに、肩と手が離れないように意識しています」

 力強いボールを投げる時も、ただ腕を振るだけではない。

「低いところに思い切り投げるようにしています」

 低めへ力のあるボールを集めながら、打者を打ち取っていく。それが伊藤の目指す投球スタイルだ。

「一人にならない」仲間と守るマウンド

 苫小牧選抜でどんな役割を担いたいか。その問いに対する伊藤の答えには、投手として大切にしている考え方が表れていた。

 マウンドで「一人にならない」ことだ。

 自分だけで相手打線を抑え込もうとするのではなく、バックを守る仲間を信じて打たせて取る。チーム全員でアウトを積み重ね、その中で自分の投球を勝利につなげたいと考えている。

 選抜チームで一緒になった仲間の中では、青柳有軌(北光ファイターズ所属/6年)の名前を挙げた。

「肩も強いので、後ろだったら安心して投げられます」

 守ってくれる仲間への信頼があるからこそ、思い切ってストライクゾーンで勝負できる。

実戦で見つかった手応えと課題

 すでに練習試合でもマウンドを経験している伊藤。実戦では甘いコースへ入れば打たれる一方、狙ったところへ投げ切ることができれば三振を奪えるなど、手応えと課題の両方を感じている。

 北海道学童都市対抗戦までに、その課題を一つずつ修正していく。

 野球を始めたのは小学2年生の9月。高校1年生の兄が野球をしていたことがきっかけだった。

「お兄ちゃんが野球をやっていて、楽しそうだからやってみようかなと思いました」

 兄の背中を追って始めた野球。今では苫小牧を代表する18人の一人として、大舞台のマウンドを目指すまでになった。

 個人として大切にしたいのは「楽しくプレーすること」。そしてチームとして掲げる目標は、もちろん頂点だ。

「一球一球、全力でみんなでプレーして、優勝を目指したいです」

 正確なコントロールと力強い直球。そしてバックを信じて打たせて取る投球。

 伊藤聡志が仲間とともに、苫小牧選抜の勝利につながるアウトを一つずつ積み重ねていく。

伊藤聡志投手(苫小牧選抜)
伊藤聡志投手(苫小牧選抜)

伊藤 聡志(いとう・さとし)
小学6年・沼ノ端スポーツ少年団所属。
右投げ・右打ち
154センチ、43キロ
小学2年生の9月から野球を始める。きっかけは4歳上で現在高校1年生の兄が野球をしており、その姿を見て「楽しそう」と感じたこと。
投手として正確なコントロールと力強いストレートを持ち味とする。制球面では「体を開かず、肩と手が離れないようにすること」を意識。直球は低めへ思い切って投げ込むことを心掛ける。
苫小牧選抜ではバックを信じた打たせて取る投球で、チームの勝利に貢献することを目指す。
目標は「一球一球、全力でみんなでプレーして優勝すること」。

フォトグラフ

投手(2026苫小牧選抜)
投手(2026苫小牧選抜)
捕手(2026苫小牧選抜)
捕手(2026苫小牧選抜)
内野手(2026苫小牧選抜)
内野手(2026苫小牧選抜)
外野手(2026苫小牧選抜)
外野手(2026苫小牧選抜)
苫小牧選抜(2026)
2026苫小牧選抜チーム

協力:2026苫小牧選抜チーム

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