
初戦は熊本の新鋭・IBCレイカーズと激突【8月12日 第1試合/水原野球場】
2度目の新潟開催、“小学生の甲子園”で開幕戦に登場
南北海道代表として「高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」に挑む東16丁目フリッパーズ(札幌市)。大会は8月11日に新潟県で開幕し、競技は12日からスタートする。フリッパーズの初戦は、12日午前10時25分から阿賀野市水原野球場で、熊本県代表・IBCレイカーズとの対戦が予定されている。
なお、フリッパーズは同時期に開催されるFBC U-12(会場:エスコンフィールド北海道)において1・2回戦を突破していれば、10日に準々決勝を戦った後、その足で新潟県に向けて北海道を発つスケジュールとなる。
全国大会の本戦が新潟県で開催されるのは今回が2回目。2020年に予定されていた初開催は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2021年が実質の初開催となった。今回は新潟市、阿賀野市、燕市を舞台に全国53代表が頂点を争う。北海道代表として開幕戦に登場する東16丁目フリッパーズの戦いぶりに注目が集まる。
IBCレイカーズは熊本の実力派新鋭
初戦で対戦するIBCレイカーズは、熊本県予選を他を圧倒する強さで初制覇し、全国大会初出場を果たした注目の新鋭チームだ。熊本県内では「頭ひとつ抜けた存在」とも評され、打力・守備力ともに高水準。勢いに乗って全国でも旋風を起こす可能性を秘めた実力派だ。
一方、全国大会常連の東16丁目フリッパーズにとっては、未知数の強豪との対戦となるが、相手をリスペクトしつつも持ち味を発揮できれば十分に勝機はある。

主将・丹場が中心となり、投打がかみ合ったチーム
東16丁目フリッパーズは、南北海道代表決定戦で拓勇ファイターズを9-3で下し、3年ぶりの全国切符を獲得。その後、出場した和歌山県・高野山旗全国大会でも全国ベスト8入りを果たし、改めて全国でも通用するチーム力を証明した。
快進撃を支えたのは、攻守のかみ合った試合運びだ。主将の丹場泰生(6年)が攻守両面でチームをけん引し、要所での声掛けやプレーで士気を高める。投手陣は、安定感ある西山宗汰郎(6年)、緩急自在に打者を翻弄する川口琉生(6年)、ボールに力がある田村智久(6年)の3枚が軸。さらに、正捕手ながら登板も可能な徳田隆之介(6年)のパワーピッチングも選択肢に入っており、投手層の厚さは全国上位レベルと言える。

全員野球で再び新潟へ、隙のない仕上がりに期待
攻撃陣は1~9番まで切れ目がなく、どこからでもチャンスを作れる打線が大きな武器。勝負強さに加え、足を使った揺さぶりやバントを絡めた多彩な戦術も特長だ。守備も内外野ともによく鍛えられており、失策の少なさと判断の的確さは、フリッパーズとしても近年でもトップレベル。
高野山旗準々決勝で長曽根ストロングスに敗れた悔しさを糧に、チームのマインドは「本気で勝ちにいく野球」へと進化。選手たちは“本気”を合言葉に再び新潟へ向かう。仕上がりは過去最高。北の常勝軍団が、全国制覇へ向けてその一歩を踏み出す。



指導者・選手
▽監督
㉚ 笹谷 武志(46)
▽コーチ
㉙ 菊池 剛史(47)
㉘ 伊藤 拓海(27)
▽選手
☆主将
⑩丹場 泰生 (たんば たいせい)
6年・右投げ、左打ち
151センチ、45キロ
①西山 宗汰郎 (にしやま そうたろう)
6年・右投げ、左打ち
156センチ、45キロ
②徳田 隆之介 (とくだ りゅうのすけ)
6年・右投げ、右打ち
154センチ、44キロ
③佐藤 秀哉 (さとう しゅうや)
6年・左投げ、左打ち
145センチ、40キロ
④上川原 風馬 (かみかわら ふうま)
6年・右投げ、右打ち
143センチ、38キロ
⑤藤野 廉 (ふじの れん)
6年・右投げ、右打ち
148センチ、38キロ
⑥田村 智久 (たむら ともひさ)
6年・右投げ、右打ち
148センチ、40キロ
⑧舘洞 海生 (たてどう かいせい)
6年・左投げ、左打ち
143センチ、38キロ
⑨片岡 叡大郎 (かたおか えいたろう)
6年・右投げ、右打ち
157センチ、41キロ
⑪川口 琉輝 (かわぐち るき)
6年・左投げ、左打ち
143センチ、37キロ
⑫伊藤 煌真 (いとう おうま)
6年・右投げ、左打ち
144センチ、44キロ
⑬小野寺 佑亮 (おのでら ゆうすけ)
5年・右投げ、右打ち
140センチ、35キロ
⑭小薗井 康仁 (おそのい やすと)
5年・右投げ、右打ち
140センチ、34キロ
⑮佐藤 忠將 (さとう ただまさ)
5年・右投げ、右打ち
148センチ、43キロ
⑯中本 准太郎 (なかもと じゅんたろう)
5年・右投げ、右打ち
148センチ、39キロ
⑰高塚 大輝 (たかつか だいき)
5年・右投げ、右打ち
145センチ、43キロ
⑱高野 恭佑 (たかの きょうすけ)
5年・右投げ、右打ち
153センチ、56キロ
⑲池田 成 (いけだ なる)
5年・右投げ、左打ち
145センチ、53キロ
⑳市橋 桔平 (いちはし きっぺい)
5年・右投げ、左打ち
148センチ、38キロ
㉑原 夢輝太 (はら ゆきた)
5年・右投げ、左打ち
143センチ、40キロ
㉒橋本 昊(はしもと こう)
5年・右投げ、右打ち
146センチ、45キロ
㉔内藤 朝日(ないとう あさひ)
5年・右投げ、右打ち
148センチ、55キロ
㉖半田 旬(はんだ しゅん)
5年・右投げ、右打ち
150センチ、32キロ
㉗江端 隼(えばた じゅん)
5年・右投げ、左打ち
128センチ、28キロ

全国大会までの足跡
【全日本学童マクドナルド・トーナメント南北海道予選】
▽決勝
〇 9-3 拓勇ファイターズ(苫小牧支部)
▽準決勝
〇 8-1 柏ホエールズ(千歳支部)
▽2回戦
〇 11-1 野幌ファイターズ(石狩支部)
▽1回戦
〇 8-1 余市強い子野球スポーツ少年団(後志支部)
【全日本学童マクドナルド・トーナメント札幌支部予選】
<決勝トーナメント>
▽決勝
〇 6-3 札幌オールブラックス
▽準決勝
〇 21-1 前田リトル
<リーグ戦・Cブロック>
▽決勝
〇 4-0 北発寒ファイヤーズ
▽準決勝
〇 9-0 西琴似パンダーズ
▽2回戦
〇 8-0 山の手ベアーズ
▽1回戦
〇 15-0 丘珠グレートベアーズ
フォトグラフ





全国大会トーナメント表


協力:東16丁目フリッパーズ