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― チーム一丸でつかんだ「2025 KING OF KINGS」初優勝 ―
北海道チャンピオンシップ協会主催の『2025 KING OF KINGS』は18日から2日間にわたって行われ、19日に準決勝・決勝が実施された。決勝では札幌オールブラックスが東16丁目フリッパーズを3―2で下し、見事逆転勝利で初の頂点に立った。大会後、生野勇輝監督は「仲間と共に努力してきたことが最高の形となりました。6年生全道優勝おめでとう」と選手たちを称えた。
強豪ひしめく“王者決定戦”を制す
本大会は全日本学童マクドナルド・トーナメント南北海道代表の東16丁目フリッパーズ、北北海道代表の湧別マリナーズなど、全国大会経験を持つ強豪が多数出場するハイレベルなトーナメント。協会推薦を受けた16チームが集結し、2日間にわたって激闘を繰り広げた。
境出・今田のつながりで同点、三好の長打から逆転劇
決勝戦は、1―2とリードを許した札幌オールブラックスが二回、7番・境出蓮寿(6年)のライト前ヒットを足がかりに犠打で二死二塁とチャンスをつくる。ここで1番・今田善(6年)がセンター前へ運ぶ同点タイムリー。二走・境出がホームに滑り込み、試合を振り出しに戻した。
勢いに乗った札幌オールブラックスは三回、一死から4番・三好陽(6年)がセンターオーバーの二塁打で好機を演出。続く打者の内野ゴロの間に二死三塁とし、相手のバッテリーミスの間に三走が生還。3―2と逆転に成功した。
奥山―今田の継投で守り抜く
投げては先発・奥山夕生(6年)が2回1/3を粘投。三回途中からリリーフ登板した今田が、四回の二死二・三塁、五回の無死二塁など度重なるピンチを迎えるも、バックの堅守に助けられ3―2で逃げ切った。生野監督の下、チーム一丸で戦い抜いた札幌オールブラックスにとって、この大会がビッグタイトルのラスト。最高の形でシーズンを締めくくった。
有終の美を飾った6年生たち
ローカル大会を1つ残すのみとなった札幌オールブラックスだが、「KING OF KINGS」の初制覇はまさに有終の美。6年生にとって忘れられない歓喜の瞬間となった。
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東16丁目フリッパーズ、誇り高き準優勝
敗れた東16丁目フリッパーズは初回、一死から2番・舘洞陽(6年)のレフトオーバー二塁打でチャンスをつくると、続く打者の敵失で一死二・三塁。ここで4番・徳田隆之介(6年)がライトへの犠牲フライで先制点を挙げ、さらに5番・片岡叡大郎(6年)が右中間を破るタイムリー二塁打で追加点を奪った。以降も毎回走者を出し得点圏に進めたが、あと一本が出ず惜しくも逆転を許した。
それでも初回から最高の形で2点を先制し、最後まで攻めの姿勢を貫いた姿は見事だった。決勝で敗れはしたものの、今季も全国大会代表として北海道の学童野球をけん引してきた功績は大きい。
グラウンドを離れる6年生たちは、この悔しさを胸に次のステージへ。新たな挑戦に向かう姿に、関係者・指導者・保護者の期待が高まっている。
対戦カード
◆決 勝
札幌オールブラックス3-2東16丁目フリッパーズ
東16丁目フリッパーズ
200000=2
11100x=3
札幌オールブラックス
(東)川口ー徳田
(札)奥山、今田ー川村
▽二塁打:舘洞、片岡、丹場(東)、三好(札)
◆準決勝
東16丁目フリッパーズ5-3星置レッドソックス
札幌オールブラックス3-2余市強い子野球スポーツ少年団
◆2回戦
東16丁目フリッパーズ4-3羽幌フェニックス
星置レッドソックス8-2拓勇ファイターズ
札幌オールブラックス3-1留萌JBC
余市強い子野球スポーツ少年団8-6東川大雪少年野球クラブ
◆1回戦
東16丁目フリッパーズ3-1本郷イーグルス
羽幌フェニックス7-3湧別マリナーズ
拓勇ファイターズ(8)2-2(7)釧路ゴールデンモンキーズBBC
星置レッドソックス10-2岩見沢学童野球クラブ
留萌JBC3-2三笠スピリッツ
札幌オールブラックス6-2泉野イーグルス
東川大雪少年野球クラブ5-4JBC日高ブレイヴ
余市強い子野球スポーツ少年団3-1北の台Cファイターズ
出場チーム
釧路ゴールデンモンキーズBBC
東川大雪野球スポーツ少年団
三笠スピリッツ
星置レッドソックス
東16丁目フリッパーズ
札幌オールブラックス
拓勇ファイターズ
湧別マリナーズ
留萌JBC
JBC日高ブレイヴ
本郷イーグルス
泉野イーグルス
岩見沢学童野球クラブ
羽幌フェニックス
余市強い子野球スポーツ少年団
北の台Cファイターズ
トーナメント表

協力:北海道チャンピオンシップ協会